より多くの方に興味を持って頂けるように開催しております。テーマはそれぞれで、「「木」と暮らす「木」を生かす」(2004年開催)「地域に根ざした木の家づくり」(2006年開催)などなど、テーマに沿ったワークショップ、シンポジウム、基調講演、パネルディスカッション等を公開しております。
ワークショップの写真です。老若男女問わず参加者が集まります。鉋がけや漆喰塗りには、女性や子供たちも積極的に参加し、楽しげに体験しておりました。
又、環境にやさしい建築材料を扱う企業など20社近くのパネル展示や、サンプル等を並べ、実際手で触れて見る参加者も多く、足を止めて見入っていた様子が見えました。
基調講演では、2004年には「板倉の家~里山の暮らしと杉の使い方」と題し、安藤邦廣氏(筑波大学芸術学教授・建築家)をお招きし、木と人の関わりをひも解きながら、里山の歴史や住まいについてお話頂き 2006年には、
「杜から考える地域のつながり」と題し小金澤孝昭氏(宮城教育大学地理・環境教育学教授)に公演頂くなど、数多くの先生方にきていただき、一般参加者を含め、理解を広めております。
パネルディスカッションでは、その回の主旨について数名の建築家や林業家や大工、教授等で意見を言い、会場から出た意見・質問等に答えていくような形式で行われます。いろいろな観点から主旨を見つめ、一般の方々にも解りやすく、かつ、興味をもって頂ける様な、そして、食や住・環境全般まで考えさせられるようなシンポジウムの場となります。
このような、活動をきっかけとし、理念に賛同する一般参加者や、建築家、職人が集まり、お互いの理解・信頼関係が構築できるように、人と人とのつながりをつくっていくこともこの会の目的のひとつです。